どれくらいの保険金がもらえるのか?
万が一の事故や怪我をして労災保険を使うことになったら、いったいどれくらいの保険金や補償がもらえるのでしょうか?その額は、起こった事故や怪我の程度、病気の程度についてもらえる額に差が出てきます。
一律でいくら支給されるというわけではないのです。だから、労働者の怪我や病気の程度について、どれくらいの治療費がかかったかによっても変わってくるのです。ほとんどの場合、怪我や病気の治療費の100%が支給されます。しかし、場合によっては80%しか支給されない場合もあるので、そこはしっかりと会社の担当者に確認しておいた方が良いでしょう。
なぜなら、20%程度の治療費を本人が負担しなければいけない場合があるからです。20%とはいっても、もとの治療費が高額なら、かなりの額になってしまうので注意が必要です。
もし、事故や怪我や病気で治療後も身体に障害が残ってしまった場合は、労災保険から一時金や年金をもらうことができます。障害が残って働きずらくなり給料が下がってしまった場合でも労災保険の一時金や年金でカバーすることができるということです。
運悪く、労働者が死亡してしまった場合は、労災保険から残された家族に、まとまった一時金がでます。また、葬儀費用や遺族年金も出るので、残された家族が生活していくための生活費の足しにすることができます。このように考えると、万が一の時に労災保険に加入しているのと加入していのでは雲泥の差がついてしまうということがわかります。