もっと知りたい労災保険のコト

もっと知りたい労災保険のコト

アルバイト中のケガは労災になるのか?

わたしが大学生だった頃、ファーストフード店で週三日ほどアルバイトをしていました。基本的には接客がメインで、キッチン担当ではなかったのですが、フライを揚げたり、スープを注いだりといった簡単な作業はすることになっていました。

その日はお客さんが非常に多く忙しいのにも関わらず、スタッフの人手が足りず、猫の手も借りたいような状況でした。そんな中で、ホットコーヒーを運んでいたスタッフとぶつかってしまい、腕にホットコーヒーがこぼれてしまう事故が起きてしまいました。その場ではお客さんの手前、平然を装ってお客さんへの対応と後片付けをしましたが、店長から「もうここはいいから、冷やしてすぐに病院に行きなさい」と言われ、わたしは言われたとおりに病院へ行きました。

そのとき、わたしは「労災保険」という言葉の意味もよくわかっておらず、ケガをして余計な出費になってしまったことに落胆していました。しかし、後日店長から仕事中のケガに対しては労災保険がおりて、治療費や仕事を休んだ分の休業補償も受けられる事を聞き、驚くとともにとても安心しました。アルバイトでもそのような補償を受けられるということを知らなかったわたしにとっては、とても嬉しい知らせだったことを今でもよく覚えています。

わたしの友人もアルバイト中にケガをしたのですが、その子の場合は休憩時間にサッカーで遊んでいて足首を捻挫したということで、仕事中のケガと認められずに労災がおりませんでした。アルバイト中のケガといっても、ケースバイケースということなのだなと思いました。